こんなときは?

【Q】そろそろ退院と言われたけれど

【A】退院後の生活に不安を抱えている方は多くいらっしゃいます。病院から退院した後も、引き続き「療養生活」を送ることになるので、医療サービスや介護サービスを受けられるように事前準備をしておくことがスムーズな退院のポイントになります。医療サービスや介護サービスをご自身やご家族だけで準備するのは難しい作業です。どんなサービスをどれくらい必要であるのかをご自身で判断されるよりも専門家に相談をした方がスムーズです。

まずは、入院している病院の相談室(医療ソーシャルワーカー)に相談することをお勧めします。退院後の療養生活や介護についての相談を受けることができます。また、お住まいの地域包括支援センターや介護認定を受けている方の場合は、担当ケアマネジャーとの連絡も取ってくれます。

その他、退院後の治療方法や看護・食事指導等ついても、入院中に主治医や病棟の看護師さんに相談するのもいいですね。(外来よりも入院中の方がゆっくり相談できます)

退院直前に“バタバタ”と慌てることにならないよう、早めに相談することをお勧めします。

 

【Q】自宅で介護するための準備

【A】

①ご自宅での介護についての話し合いをしましょう

まずは、ご本人とご家族で自宅での“介護“について話し合いをすることをお勧めします。
ご本人はどのような在宅での生活を望んでいるのか?ご家族はどのように考えているのか?を話すことが大切です。それによって、「在宅介護」に向けて準備することや内容が変わってきます。

 

②介護保険制度を利用することを考えてみましょう

介護を行うには、誰かの手が必ず必要です。自分や家族の手で全てを行うことが難しい際は、介護保険制度を利用することをお勧めします。
介護保険は、様々なサービスを少ない負担金額(収入に応じて1割または2割)で受けることの出来る制度です。介護保険は、誰でもすぐに利用できるわけではありません。介護認定を受けた方が、介護サービスや介護施設を利用することができます。その為には、まず住んでいる市町村の役所へ要介護認定の申請をしてください。
要介護認定を受けた後は、ケアマネジャー(介護支援専門員)が、ご本人やご家族の希望を聞きながら作るケアプランをもとに、介護サービスをご利用することになります。
介護保険の利用については、あらかじめ手続きについて調べておくとスムーズです。
なお、市町村の地域包括支援センターに相談すると、介護や福祉に関する相談や対応・支援を受けることができます。

 

③介護の役割分担を決めておきましょう

介護は、基本的に24時間休みがありません。介護負担に参ってしまうというケースも多いのです。家族で介護をする場合、あらかじめご家族の中で役割分担などを決めておくと良いでしょう。誰か一人だけに介護の負担が集中することのないよう、協力できる体制を作っておくようにしてください。家族で話し合い、苦労を共有できる環境を作ることが大切です。